第38回枇杷の会金沢八景句会のご報告 
15期 深瀬啓司 2014/10/26(日) 16:39:26 No.20141026163926
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慶應志木会・枇杷の会の皆様


 志木高では収穫祭、志木柿が実を熟す頃でしょうか?
10月25日、晴天に恵まれ、横浜・金沢八景の野島山、旧伊藤博文公別邸、そしての称名寺を吟行いたしました。
川底には鯊の大群が遊弋し、渚には新海苔が穫れ、心地よい風に吹かれました、称名寺では赤門、仁王門に続き太鼓橋、立派な庭と流石
北条氏の名刹と聞いて納得しました。
本井さんからは季題観察と俳句が上達するツボを教えて頂きました。
塩川さん(23期)には地元のご案内その他でお世話になりました。
有難うございます。
当日の写真を数枚添付します。

では本井さんの選句をご紹介します。

・木の実落つ剥落多き仁王門        洋太
・手入れよき松の枝先ヨットの帆      紘二
・磯の香に迎へられたり島は秋       孝治
・反橋と平橋並び寺の秋           一舟
・海風に秋明菊の揺れ幽か         紘二
・廟守る孔子木未だ薄紅葉         善兵衛
・船溜まり抜けて八景鯊日和         一舟
・石蕗咲くや別邸海に向かひけり      孝治
・潮の香や乙舳(おっとも)町の秋の晴   紘二
・色変へぬ松のあはひを海の風       洋太
・船宿に干さるる布巾天高し        洋太
・広重の描きし橋を雁の頃         洋太
・中世の隧道閉まりてやや寒し       善兵衛
・新海苔篊通ふ舟より波の寄せ       紘二
・海釣りの自慢話に秋潮の香        伸次
・海風に秋明菊の花揺れて         孝治
 

<本井さんの作品> 
・石蕗の蕾のこつんこつんかな
・太鼓橋に登り見廻し寺の秋
・楷もまた薄黄葉せるもののうち
・鯊客に東京湾もここら澄み
・新海苔のはじまってゐる篊(ヒビ)美し
・色変へぬ松龍鱗もほつれなく
・秋声や文庫ヶ谷(ヤツ)と呼ぶはここ

次回予定、 平成27年5月23日(土)12時頃〜躑躅、花水木、紫陽花が見頃の本郷の根津神社、旧岩崎邸その他を廻る予定です。
次々回予定 平成27年11月28日(土)(場所は未定)

多数の皆さまのご参加、宜しくお願い致します。

枇杷の会幹事  


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